魚はどんな料理法にも対応できる食材です。生で食するときは、もちろんだれもが知っている刺身にします。生で食すると言っても、そのまま生魚にかじりつくわけではないので、そこにはきちんとした料理法があります。包丁の入れ方、添える薬味、盛り付け方などこだわったほうがおいしく食べることができるのです。しかし、魚の場合は、むしろ食卓に並ぶまでが料理の大事な部分を占めていると言っていいのかもしれません。そのおいしさは、新鮮さにかかっているといっても過言ではありません。とくに、刺身がいかにおいしくなるかは、どれだけ新鮮なまま食卓に出せるにかかかっています。そこで、新鮮さを保つために、漁獲される船の上や運ばれる車の中、売られる店頭などでは、さまざまな工夫が行われています。まず、網で獲られたり釣り上げられた魚は、船に備えてある生簀に入れられ、氷水で締められます。釣り上げられる場合は、一匹ずつ丁寧に血抜きをして締められることもあります。もちろん、生かしたままで運ばれることもあり、そんなときは、生簀付きの大型車両で生かしたまま市場や契約店まで運ばれます。そして、スーパーや鮮魚店では、氷を敷き詰めたショーケースに並べられ、新鮮さが保たれるようにされているのです。こうして、家庭の食卓などに新鮮な刺身として出せるわけです。
魚は、刺身ほかさまざまな料理法で食事のおかずになるほか、酒のつまみにもなります。とくに刺身は、酒の肴として日本酒とは切っても切れない関係にあります。刺身が食べたいのか日本酒が飲みたいのかわからないという人も多いはず。会食の席でも、刺身は日本酒とともに必ず並びます。一方、ビールのつまみとして人気があるのは揚げ物類でしょう。こちらも、キスやワカサギの天ぷらがあったり、カレイの唐揚げがあったりアジフライがあったりと、魚を食材に使ったメニューは豊富です。いわしを仕入れて人気メニューに!手開き方法と簡単蒲焼きレシピも良いですね。煮物を酒のつまみにする人も少なくありません。サバの味噌煮やキンメダイの煮付けなど魚の煮物は、一般には定食のおかずといったイメージが強いようですが、じつはお酒好きにもつまみとして人気のあるメニューです。そのほか、まずは酒のつまみとして考案されたような料理もたくさんあります。イカの塩辛やするめ、へしこといったものはその部類かもしれません。食事のおかずにする場合は、昼休みのランチの時間内に提供しなければならない、あるいは家庭では夕食に間に合わせなければならないなど、時間の制限もあり、それに応じた料理法がとられますが、酒のつまみの場合、漬け込んだものがあったり保存のきく干物があったりと、料理の種類も豊富です。